■ ネリ(混練り工程)
混練り機(ロール機)を用いて、所定の配合剤充てん剤を原料ゴム中に均一に分散させることで、 加硫ゴムの諸特性上に微妙な影響を与える加工工程で、非常に大切な作業である。 この練り生成ロット毎に硬度、比重及び加硫試験により管理され、 所定の値を得て合格品となったもののみを次工程に送る。
■ 裁断(予備成形工程)
金型の容積を満たすに足る量の練り生地を適当な形に裁断する工程である。 この工程で最も重要な確認事項は、仕込量である。
■ 接着剤処理(前準備工程)
ゴムと金属との複合品を成形する場合、前準備として、金属の接着面に接着剤を塗布する。 金属表面処理、金属の洗浄及び接着剤の塗布方法が接着力を大きく左右する。
■ プレス(加硫成形工程)
練り生地を金型に仕込み、熱と圧力を所定の間かけて成形する作業である。 この工程は、ゴムの製造工程中、最も重要な工程で、製品の特性を充分に発揮させるためには、 過不足なく加硫すること及び目的に適した加硫設備を充分に使いこなすことが必要である。
・無人プレス(射出成形)
この射出成形機は、従来の加硫プレス機その他の方式に比して非常に高能率であり、
加硫時間が短縮される、はみ出し(バリ)が少ない、金型の傷みが少ないなどの特色を有している。
■ 検査
ユーザーの皆様のお役に立つことをモットーに品質第一主義を心がけている弊社にとって、 製品の最終確認工程である。不良品を社外に流出しないと同時に、不良率を製造工程にフィー ドバックし、不良品を撲滅することを合言葉にしている。